部門の紹介

人工呼吸器などの生命維持にかかせない機器をはじめ院内にあるさまざまな医療機器の保守点検、管理を担う医療機器のスペシャリストが臨床工学技士という国家資格を持ったスタッフです。

当院では医療機器の管理業務のほかに、医療機器のスペシャリストとして心臓カテーテル、ペースメーカー、オペ室や内視鏡室での業務にも携わり、患者さんに安全な医療を提供できるように、他のスタッフと連携をとりながら治療に関わっています。

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力をいれて取り組んでいること

【機器点検】

以下の医療機器について、適切に日常点検、定期点検を実施しています。
・人工呼吸器、ネーザルハイフロー、低圧持続吸引器、除細動器、IABP、電気メス、高周波治療器、セントラルモニタ、ベッドサイドモニタ、麻酔器、ポリグラフ、12誘導心電計、輸液ポンプ、シリンジポンプ

オンコールにより夜間、休日のトラブルにも365日迅速に対応しています。

【呼吸器関連業務】

人工呼吸器稼働中は、朝と夕方の2回、機器の確認を実施し、医師や看護師と相談しながら患者さんに適切な治療を提供できるよう努めています。

【循環器業務】

<心臓カテーテル検査・治療関連>

バイタル監視、ポリグラフやその他医療機器（3Dマッピングシステム、RFR測定装置等）操作を行い、検査や治療が安全かつスムーズに実施できるよう対応しています。また、急変時にはIABPや体外式ペースメーカーを迅速に使用できるよう対応しています。

<ペースメーカー関連>

ペースメーカー植込み術に立会い、ペースメーカー本体やリード線の状態を確認しています。また、整形外科の手術やや消化器内科の内視鏡治療において、高周波治療機器を使用する場合にも同様に対応しています。
外来でのペースメーカーチェックだけでなく、遠隔モニタリングシステムを活用し、イベントの早期発見に努めています。

【内視鏡業務】

スムーズに検査を行えるよう看護師と協力しながら患者さんの介助や案内、スコープの洗浄を行っています。また内視鏡関連機器の点検などを毎日行うことで検査の安全性向上に寄与しています。

【タスク・シフト/シェア】

当院では、医師・看護師の業務負担軽減のため、タスク・シフト/シェアに積極的に取り組んでいます。
必要な研修を受け、認められた範囲の業務を認定された臨床工学技士が行っています。
①アンギオ室での電気刺激
②アンギオ室でのセカンド業務に従事すること

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認定資格取得状況　2024.4.1 現在

• 植え込み型心臓デバイス認定士　1名
• 3学会合同呼吸療法認定士　1名
• 医療機器情報コミュニケータ（MDIC）　2名
• 医療機器安全基礎講習会　受講修了認定　1名
• Servoシリーズプリベンティブメンテナンス講習　受講修了認定　1名
• 医療ガス安全管理者講習会　受講修了認定　1名
• 臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修（告示研修2021）　2名