診療技術部門紹介Department introduction

検査課

部門紹介

医師が病気の診断や治療をする際には、患者さんの様々な生体情報が必要なため、検査課では各種臨床検査を担当しています。血液や尿などを検査する検体検査室は8名の臨床検査技師が、患者さんに接して実施する生理検査室は16名の臨床検査技師が担当しています。生理検査室担当者は検査室内にとどまらず、検査室外でも業務に従事、チーム医療の一員として一部の治療にも参画しています。また、専門知識を深め各種認定資格を取得し、技術力の向上に努めています。


力をいれて取り組んでいること

検体検査室の特徴

一般的な血液検査は採血後50分以内に報告しています。その際、正常な数字よりかけ離れた数字(パニック値)がでた場合は、速やかに治療方針が立てられるよう直接医師へ報告しています。

【検査値の精度保証】

日々の精度管理を行っているほか、日本医師会、日本臨床検査技師会など外部が行う精度管理調査にも参加し、2017年より精度保証施設として認証されています。

【時間外対応】

急患に備え、夜間、休日を含めた365日検査可能な体制を整えています。

【タスク・シフト/シェア】

当院では、医師・看護師の業務負担軽減のため、タスク・シフト/シェアに積極的に取り組んでいます。
必要な研修を受け、認められた範囲の業務を認定された臨床検査技師が行っています。
①リブレ電極の着脱
②採血に伴う静脈路確保
③検体採取に伴う吸痰


生理検査室の特徴

全件の心電図判読を行い、心筋梗塞症例や、重篤な不整脈に対しては速やかに治療が行われるよう医師に直接報告しています。超音波検査や、ホルター心電図における検査結果も医師と連絡をとりあい、迅速に対応しています。

【外来採血室担当】

8時から採血業務を開始し、9時開始の外来診療までに結果を報告しています。

【睡眠検査担当】

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査を主に担当しています。睡眠中の無呼吸の回数、血液中の酸素濃度を測定する簡易検査機器5台の解析と、入院して行うPSG(終夜睡眠ポリグラフ:睡眠状態も確認しながら行う精密検査で、SASの診断ができます)の検査と解析をしています。
SASと診断された方は、睡眠中に治療機器を着けて寝て行う治療(CPAP療法)を行いますが、その治療を始める際から技師が患者さんに関わり、機器使用方法・日々のメンテナンス方法の説明を行っています。また外来診察日には問診、機器使用状況解析、トラブルへの対応なども行い、約770名の患者さんが来られる睡眠障害外来の一助を担っています。

【健診検査担当】

健診センターでは企業健診、個人健診など様々な内容で地域の健診を行っています。心電図、眼底写真、肺活量、聴力、視力、動脈硬化測定、骨密度測定、頸動脈エコー、心臓エコー、内臓脂肪量測定などを担当しています。企業への出向型健診にも出かけています。

【生理検査担当】

心電図、負荷心電図、CPX、24時間心電図検査、超音波検査(心臓、腎動脈、頚動脈、四肢血管)、肺機能検査、呼吸抵抗、一酸化窒素分析、血圧脈波検査、脳波、末梢神経伝導速度、網膜電位図、視覚誘発検査、体性感覚誘発電位、皮膚灌流圧などの検査をしています。


チーム医療

【院内感染防止対策】

細菌検査の集計や、感染情報レポートを週1回発行しています。1年に1回アンチバイオグラムを作成し、患者さんの抗菌薬に対する耐性傾向の情報を医師へ提供しています。
ICT(感染制御チーム)、AST(抗菌薬適性使用支援チーム)の一員として、ICD、認定看護師、薬剤師、とともに4職種での院内環境ラウンドや、抗菌薬投与中患者のラウンドを担当。他院との相互ラウンドや、カンファランスも担当しています。

【輸血療法委員】

委員会事務局を担当し、輸血専任医師とともに適切な輸血療法が行えるよう適時活動しています。輸血後の定期採血計画や血液センターからの遡及調査なども担当しています。

【NSTラウンド】

専任医師、歯科医師、管理栄養士、薬剤師、看護師とともに患者さんの栄養状態を把握し、適切な栄養管理がなされているか評価、より適切な栄養管理を提言しています。食事形態や輸液、経腸栄養法に伴う合併症の予防、早期発見、治療を行うチームの一員として活動しています。

【心臓リハビリテーション】

医師、理学療法士、看護師とともに、心電図モニタリングや、患者への療養指導を運動療法室で担当。カンファランスにも参加しています。

【糖尿病関連】

SMBG導入時説明・機器管理・点検及び外来受診時の備品類受け渡し、FGM機器導入時説明・解析などを担当し、外来カンファレンス及び入院カンファレンスに参加しています。

【生活習慣病教室】

多職種で開催している患者さん及び患者家族向けの教室において、毎月心臓病教室1教室、睡眠関連1教室、糖尿病教室4教室を担当しています。


認定資格取得状況 2022.4.1現在

  • 日本不整脈心電図学会認定 心電図専門士 3名
  • 日本臨床衛生検査技師会認定 心電検査技師 2名
  • 日本心臓リハビリテーション学会認定 心臓リハビリテーション指導士 3名
  • 日本循環器学会認定心不全療養指導士 2名
  • 日本睡眠学会認定 認定検査技師 2名
  • 日本睡眠総合検診協会認定 CPAP療養士 5名
  • 日本睡眠総合検診協会認定 CPAP療養士上級者 2名
  • 日本睡眠教育機構認定 睡眠健康指導士 1名
  • 日本臨床栄養代謝学会認定 NST専門療法士 1名
  • 日本食品安全協会認定 健康食品管理士 1名
  • 日本糖尿病療養指導士認定機構認定 日本糖尿病療養指導士 2名
  • 石川県医師会認定 石川糖尿病療養指導士 6名
  • 「タスク・シフト/シェア」に関する厚生労働省指定講習会修了者 11名

関連情報

診療実績

心電図

検査方法 手首、足首、胸に電極を付けて、体の表面から心臓の拍動する時に発生した小さな電気信号を波形として記録します。
どんなことが分かるのか 不整脈、虚血性心疾患、心肥大などの診断に役立ちます。手術前や入院時の検査としても行なわれます。
検査時間 3〜5分程度

負荷心電図

検査方法 当院では「マスター2階段試験」と「エルゴメーター負荷試験」を行っています。
「マスター2階段試験」
専用の2段の階段を性別、年齢、体重によって決められた速さで、3分または4分30秒上り下りし、運動前後の心電図をとります。
「エルゴメーター負荷試験」
胸にシール状の心電図電極、腕に血圧計を着けて自転車型の装置に乗り、だんだん重くなるペダルを漕ぎながら運動前、運動中、運動後の心電図と血圧の変化をみます。
どんなことが分かるのか 安静時の心電図では異常が見られない場合などに、心臓に負担をかけることによって心電図に変化が見られないかを調べます。狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患、不整脈を伴う病気の有無や、病気の程度、治療の効果を確かめることができます。
検査時間 20分程度

CPX(心肺運動負荷試験)

検査方法 心電図、血圧、呼気(吐いた息)中のO2とCO2を測定しながら、ペダルがだんだん重くなる自転車を漕ぐ運動を行います。
どんなことが分かるのか 肺と心臓に負担をかけて検査をすることで、その方にとって最適な運動の強さが分かります。心臓リハビテーション時の運動の強さを決めるために行ないます。
検査時間 30分程度

ホルター心電図検査

検査方法 胸にシール状の電極、腰に小型の心電図記録装置を着けて、24時間の心電図を記録します。記録中は症状や行動を所定の用紙に記載していただきます。検査中は入浴、水泳などはできません。
どんなことが分かるのか 一過性の異常や、日常生活で行う動作中に起きる心拍の異常、不整脈や狭心症などの疾患を調べることができます

超音波検査(心臓、腎動脈、頚動脈、四肢血管)

検査方法 人の耳では聞こえないほどの高い周波数の音を超音波といいます。超音波は臓器や組織の境界で反射する性質があり、その音を受信して画像を作り出します。調べる部分に専用のゼリーをつけて検査をします。
どんなことが分かるのか 動脈硬化、心不全、腫瘍など幅広い病気の発見につながります。
臓器の大きさや、病変の有無などを観察します。またその動きや血液の流れなども観察することができます。
検査時間 20〜30分程度

肺機能検査

検査方法 スパイロメーターという測定機器を使用して、通常の呼吸や深呼吸などを行っていただきます。
「精密肺機能検査」は肺の中のガスの濃度を測定することによって肺の機能を調べます。
どんなことが分かるのか 肺に出入りする空気の量や、息を吐く速さから、呼吸器の病気の有無とその重症度が分かります。
検査時間 10分~15分程度(精密肺機能検査は60〜90分程度)

呼吸抵抗

検査方法 マウスピースをくわえ、1分間呼吸します。
どんなことが分かるのか 気道の抵抗(どのくらい狭くなっているか)を調べます。
検査時間 5分程度

一酸化窒素分析

検査方法 機械にむかって10秒間息を吹き込みます。吐いた息に含まれる一酸化窒素の濃度を測定し、気道の炎症状態を調べます。
どんなことが分かるのか 喘息の診断、また喘息のコントロールが良好かどうかの目安になります。
検査時間 2〜3分程度

ABI(血圧脈波検査)

検査方法 両腕と両足同時に血圧を測ります。同時に簡単な心電図と心音も記録します。
どんなことが分かるのか 両手足の血圧と脈の伝わる速さを測ることによって、動脈硬化の状態を調べることができます。
下肢の大きな動脈に狭くなっている所がないかも調べます。
検査時間 5〜10分程度

脳波

検査方法 電極を頭や耳につけ、頭皮の上から脳の活動時の微小な電気を記録します。深呼吸を3分間続けたり、光による刺激等で異常な波形が記録されないかを確認します。
どんなことが分かるのか 脳の活動の状態が分かります。脳の機能障害(てんかん、意識障害など)の有無、その程度や広がりなどを知ることができます。
検査時間 90分程度

末梢神経伝導速度

検査方法 手や足にある運動神経・感覚神経の走行に合わせて、皮膚の上から電気刺激を行い、その刺激が神経を伝わるスピードを調べる検査です。神経を刺激するため、多少の痛みを感じる場合があります。
どんなことが分かるのか 末梢神経疾患の有無や障害の部位が分かります。
検査時間 20〜60分

針筋電図検査

検査方法 医師が手や足の筋肉に針電極を刺し、筋肉から出す電気を記録します。
どんなことが分かるのか 思うように手や足を動かせない時に、筋肉の病気で動かせない(筋原性)のか、筋肉に頭からの命令を伝える神経の病気で動かせない(神経原性)のか、判断がつきます。

網膜電位図

検査方法 目にコンタクトレンズ型の電極を入れた状態で、網膜に強い光を当てることによって起こる微小な電気を記録します。
どんなことが分かるのか 記録された波形から網膜の状態を調べることで、網膜色素変性、糖尿病網膜症などの網膜の病気等が分かります。
検査時間 15〜20分程度

視覚誘発電位

検査方法 ゴーグル型の光刺激装置を付け、目に刺激を与えることで生じる微小な電気を頭皮上から記録します。
どんなことが分かるのか 眼の網膜から大脳までの視覚伝導路の機能評価ができます。
検査時間 15〜20分程度

体性感覚誘導電位

検査方法 頭に電極を装着し、手首または足首の神経を皮膚の上から電気刺激を行う事によって生じる微小な電気を頭皮上から記録します。電気刺激による痛みを多少感じることがあります。
どんなことが分かるのか 手や足の神経から大脳まで、体性感覚路の機能が正常かどうかを見る検査です。どの部位で障害があるか等が分かります。
検査時間 30〜40分程度

聴性脳幹反応

検査方法 ヘッドホン型の音刺激装置を付け、聴覚の神経に刺激を与えることで生じる微小な電気を頭皮上から記録します。
どんなことが分かるのか 内耳から脳幹部の聴神経路とその周辺の機能が分かります。腫瘍、出血、梗塞などの限局した脳幹部病変の部位と程度が把握できます。通常の聴力検査で検査ができない場合(乳幼児など聞こえていることを伝えられない年齢など)の客観的な聴力検査としても利用できます。
検査時間 20〜30分程度

簡易睡眠時無呼吸検査

検査方法 ご自宅でできる検査です。寝る前に睡眠時無呼吸モニターをご自身で装着していただきます。お腹にバンドで小さな機械、鼻と指にセンサーを着けます。
どんなことが分かるのか 睡眠中の無呼吸の回数、血液中の酸素飽和度などが分かります。

PSG(終夜睡眠ポリグラフ)

検査方法 入院して行う検査です。
寝る前に検査技師が頭や顔、体の必要な部位に電極を貼り付け、胸とお腹に呼吸を見るバンド、鼻と指にセンサーを着けます。睡眠中の脳波や呼吸、動脈中の酸素飽和度、眼・顎・足の動きや心電図などを記録します。
どんなことが分かるのか 睡眠中の眠りの質や呼吸状態(呼吸の止まっている回数、血液中の酸素濃度)が分かります。
SAS(睡眠時無呼吸症候群)の診断ができます。

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