診療技術部門紹介Department introduction

放射線課

部門の紹介

放射線課では、X線撮影やCT検査など、放射線を使用した検査および、MRI検査や超音波検査を行っています。医療において画像診断は不可欠であり、様々な医療機器を用いることによって、診断・治療に必要な情報を提供しています。


画像診断装置

X線撮影、CT装置、MRI装置、核医学診断装置、血管造影装置、骨密度測定装置、X線透視装置、マンモグラフィ装置、超音波診断装置

MRI装置(1.5T)
マルチスライスCT装置(64列)
CT搭載核医学診断装置
血管造影装置

医療被ばく低減施設認定(2017年11月更新)

2012年11月石川県内初の医療被ばく低減施設認定を取得しました。
できる限り被ばくを低減し、診断に有用な画像を提供しています。また、被ばくに関するご相談も受けております。質問などございましたら、放射線課までお声かけ下さい。


X線撮影装置

FPD

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

主に胸部、腹部、骨の撮影をしています。
X線には物体を透過する力があり、その透過光を画像化しています。
透過光を検出する為に従来はフィルムを使用していましたが、当院ではフィルムに変わって特殊なプレート(FPD:フラットパネルディテクタ)を使用しています。
これにより低被ばくで高画質な画像を提供しています。

<どんなことが分かるのか>

胸部では肺炎や肺がん、腹部では腸閉塞などの疾患がないか、骨では骨折がないかなどを診断することができます。

<所要時間>

撮影部位によって異なりますが、5分~10分ほどです。

<その他、お願い>

貴金属類、プラスチック(ボタンや下着のホックなど)、カイロや湿布薬などはレントゲンに写るため、障害陰影となります。
場合によって外していただくことや、着替えていただくことがあります。


CT(Computed Tomography)

腰椎3D
冠動脈CT(心臓の血管)
大腸CT

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

中心の穴に身体を入れて様々な角度からX線を照射し、コンピュータで処理を行うことで身体の断層画像(輪切りの像)を作る検査です。
断面の厚さは細小0.5mmで1回の息止めで頚部~骨盤までの撮影が可能です。
場合によっては、造影剤という薬剤を使用し、より診断精度の高い画像を作成することがあります。

<どんなことが分かるのか>

頭部、頚部~骨盤、上枝・下肢の全身の断層像を撮影することにより、様々な疾患を診断することができます。

<所要時間>

部位や造影検査により異なりますが約10分~30分ほどです。

<その他、お願い>

貴金属類、カイロや湿布薬などはレントゲンに写るため、障害陰影となります。
場合によって外していただくことや、着替えていただくことがあります。


MRI(Magnetic Resonance Imaging)

腰椎新鮮圧迫骨折
MRCP(MR胆管膵管撮影)
造影剤なしによる胆管・膵管像
造影剤なしによる
下肢動脈像

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

MRIは磁場と電波を利用し、体内の水素原子からの信号を画像化する装置で、身体のあらゆる断面を作ることができる検査です。
CTのようにX線を使用しないので被ばくはなく、造影剤を使用しなくても血管や胆管、膵管などの画像を得ることができます。
(検査によっては、造影剤という薬剤を使用し、より診断精度の高い画像を作成することがあります。)
検査中は大きな音がしますが、ヘッドホンにてBGMを聞きながら撮像を行っております。

<どんなことが分かるのか>

頭部、頚部~骨盤、上枝・下肢の全身の断層像を撮影することにより、様々な疾患を診断することができます。

<所要時間>

部位や造影検査により異なりますが約30分~1時間ほどです。

<その他、お願い>

MRIは心臓ペースメーカなどの禁忌事項やその他、注意事項がたくさんあります。
確認のために必ず1検査に対して1枚の問診票の記載をお願いしています。分からないことがあれば、放射線課へ事前にお問い合わせください。


RI(Radio Isotope)核医学 SPECT/CT(スペクト/CT)

脳血流ECD アルツハイマー型認知症
統計解析ソフト「eZIS」により
診断の補助となった
骨シンチ多発骨転移

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

微量の放射性同位元素(Radio Isotope:以下RI)を目印とした放射性医薬品を体内に投与(主に静脈注射)し、RIから発する透過性の高い放射線(ガンマ線)の分布をガンマカメラと呼ばれる特殊な装置で画像にし、病気の有無を調べる検査です。
検査によっては、薬剤を注射2時間から3時間後、2日後に撮影する場合があります。

<どんなことが分かるのか>

臓器・組織(腫瘍等)の働き具合(機能)を画像化しています。
主な検査には脳血流(認知症の鑑別)、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、骨転移などの骨疾患、炎症・腫瘍等。

<所要時間>

検査により異なりますが、約30分~60分ほどです。

<その他、お願い>

貴金属類などは画像の障害陰影となります。場合によって外していただくことや、着替えていただくことがあります。


血管造影

右冠動脈
治療前
血管が狭くなっている(部)
右冠動脈
治療後
バルーンで血管を膨らませ
元の太さに戻っている(部)

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

太ももの付け根や腕の動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を目的部位(心臓や下肢の動脈)まで持って行き、その管から造影剤を注入して冠動脈や下肢の動脈を撮影する検査です。
狭くなった血管があればバルーン(風船)を膨らませたり、ステントという金具を血管壁に付けて正常な血管の太さに戻す治療も行っています。
検査は仰向けにベットに寝ていただき、動かないように多少の固定をさせていただきます。カテーテルを入れる箇所(太ももの付け根や腕)には局所麻酔の注射をさせていただきます。

<どんなことが分かるのか>

冠動脈(心臓の血管)や下肢動脈の狭窄。狭窄部に対するバルーンやステント治療。

<所要時間>

検査により異なりますが約30分~60分ほどです。

<その他、お願い>

事前に同意書をとらせていただきます。検査中は主治医の指示に従って下さい。


BMD(Bone Mineral Densitometer)骨密度

腰椎骨密度結果報告

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

BMD(以下、骨密度:骨の中にあるカルシウムなどのミネラル成分の量)を測定します。
当院では、骨粗しょう症による骨折で特に頻度が高い腰椎と両大腿骨頚部(足の付け根)の骨密度を測定しています。
検査はベットに仰向けに寝ていただくだけですが、体が動かないように多少の固定をさせていただきます。息を止める必要はありません。

<どんなことが分かるのか>

骨密度測定により、骨粗しょう症の診断や治療効果判定をすることができます。また当院の機器は全身を測定することもでき、体脂肪率や除脂肪率も分かります。
特に除脂肪率で筋肉量を見ることができ、サルコペニアの診断の一つにも役立っています。

<所要時間>

腰椎と両大腿骨頚部の測定で約10分、これに全身も追加すると合わせて約20分ほどです。

<その他、お願い>

貴金属類、プラスチック(ボタンや下着のホックなど)、カイロや湿布薬などは、骨密度に誤差が生じます。
場合によって外していただくことや、着替えていただくことがあります。


X-TV(X線透視)

腰椎ミエロ検査
椎間板ヘルニアにより
脊髄が圧迫されている
下肢全長撮影(右)
大腸がん
大腸がんにより大腸が
狭くなっている
胆のう結石

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

X線を常時出すことにより身体の中を透視し、リアルタイムにモニターを見ながら検査・治療を行います。
場合によっては造影剤という薬剤を使用し、より診断精度の高い検査をすることがあります。代表的な検査に胃のバリウム検査があります。
当院には、1階放射線課、2階内視鏡室、健診センターに1台ずつ装置があります。

<どんなことが分かるのか>

腰椎ミエロ検査では椎間板ヘルニアの診断。下肢全長撮影によるO脚等の診断。
胃がんや大腸がんの診断。内視鏡を併用しながらの胆嚢・胆道検査・治療等

<所要時間>

検査・治療により異なりますが約10分~1時間ほどです。

<その他、お願い>

貴金属類、プラスチック(ボタンや下着のホックなど)、カイロや湿布薬などはレントゲンに写るため、障害陰影となります。
場合によって外していただくことや、着替えていただくことがあります。


マンモグラフィ

左乳腺のマンモグラフィ
白くいびつな腫瘤が、乳がん

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

乳房に対する専用のX線検査です。
検査は乳房を圧迫板で上下、斜めから挟んで撮影します。
従来の装置では圧迫板による挟まれた痛みが伴ったのですが、当院の機種はAIが搭載されており、最適な圧力で乳房を挟むことができ、痛みはかなり軽減されています。
また圧迫板も比較的柔らかい素材でできているので患者さんに優しい装置となっています。

<どんなことが分かるのか>

乳がんをはじめ、乳腺に関わる疾患が分かります。

<所要時間>

撮影方向により異なりますが、約15分ほどです。

<その他、お願い>

上半身のみ検査着に着替えていただくことがあります。


US(超音波)

関節リウマチ
肩関節 腱板断裂
転移性肝がん
甲状腺

<どんな検査か(どんなことをするのか)>

人間の耳には聞こえない超音波を利用し、腹部、頚部(甲状腺)、乳腺、整形領域(各関節・リウマチ)、心臓、下肢血管などのあらゆる断面をリアルタイムに画像化できる検査です。
X線を使用しないので被ばくもなく、安全です。
検査は主にベットに仰向けに寝ていただき、目的部位に専用のゼリーを付けながら撮影します。場合によっては撮影部位を圧迫したり、息をすったり、吐いたり、止めていただくこともあります。

<どんなことが分かるのか>

目的臓器や組織のあらゆる断面を画像化することにより、様々な疾患を診断することができます。

<所要時間>

部位や検査内容により異なりますが、約10分~30分ほどです。

<その他、お願い>

目的部位の皮膚面にゼリーを塗りますので、衣服を脱いだり、着替えていただくことがあります。


認定資格取得状況 2022.4.1現在

  • MRI認定技師(磁気共鳴専門技術者) 1名
  • X線CT認定技師 2名
  • 肺がんCT検診認定技師 2名
  • 検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 6名
  • 超音波検査士 2名
  • 胃がん検診認定技師 1名
  • 第1種放射線取扱主任者 1名
  • 放射線管理士 8名
  • 放射線機器管理士 9名
  • RAソノグラファー 3名
  • 医用画像情報管理士 2名
  • 乳がん検診超音波検査実施技師認定 2名
  • ICLS受講認定 9名

関連情報

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