病院についてGuide to Hospital

2024年度やわたメディカルセンター病院指標

病院指標

医療の質指標

【集計条件】
・2024年6月1日から2025年5月31日までの退院患者であり5、6階病棟に1回以上入院した患者さんが対象になります。
・入院したあと24時間以内に死亡した患者さんは含まれません。
・医療保険適用患者を対象とします。自賠責保険や労災保険等の患者さんは含まれません。
・個人情報保護のため、患者数が10未満の場合は、-(ハイフン)で表記しています。

年齢階級別退院患者数

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説明

2024年6月1日から2025年5月31日に一般病棟を退院した患者数を年齢階級別(10歳刻み)に表示しています。
退院患者の年齢構成を見ると、その病院の特長をある程度知ることができます。

定義

2024年6月1日から2025年5月31日に一般病棟を退院した患者数を対象としています。
年齢は、一般病棟に入院した時点のものを使用しています。

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 54 51 73 141 330 440 863 742 262
年齢階級別退院患者数

特徴

当院は、整形外科、循環器内科、外科消化器内科を中心に、70歳以上の患者数割合が全体の6割を占めており、加齢に伴う疾患をもった患者様の利用が多くなっています。
年代別の割合は2023年度と比較してみても大きな変化は見られません。
※10件未満は「-」の表記になります。

診断群分類別患者数

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説明

各診療科別に症例数の多いDPC14桁分類(DPCコード)について、それぞれの症例数、当院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢について集計しました。

定義

2024年6月1日から2025年5月31日に一般病棟を退院した患者数を対象としています。
平均在院日数は入院から退院までの在院日数の平均値です。当院のように、転院せずに急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟、急性期病棟と地域包括ケア病棟が連携して治療にあたっている病院は、平均在院日数が長くなります。ここでいう転院とは、最終的な退院先が「他の病院・診療所への転院」としています。

整形外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(当院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む)
人工関節再置換術等
134 31.57 21.38 0.00 75.04 患者用パス
160690xx99xxxx 胸椎,腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む)
手術なし
77 40.22 19.16 6.49 81.47 患者用パス
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死,股関節症(変形性を含む)
人工関節再置換術等
75 28.43 28.49 0.00 81.47 患者用パス
07034xxx97xxxx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む)
その他の手術あり
65 16.29 21.73 0.00 62.20 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折
人工骨頭挿入術 肩,股等
65 48.58 25.29 4.62 81.85 患者用パス

特徴

整形外科では、変形性膝関節症などの膝関節の手術実施症例が多くなっています。
「膝関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等」とは、すり減った関節表面を人工物に置き換える手術です。傷んだ部分を新しく置き換えるので痛みなく歩ける効果が期待できます。
「股関節骨頭壊死,股関節症(変形性を含む) 人工関節再置換術等」とは、すり減ったり痛んだりした股関節を人工物に置き換える手術です。
変形性膝関節症、大腿骨頚部骨折、腰椎圧迫骨折などが多い症例としてあげられています。いずれも高齢化に伴い増加していると考えられます。また、骨粗鬆症とも密接に関係しています。
一般的には整形疾患は手術後のリハビリテーションのために専門病院に転院するケースが多いのですが、当院では回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟で継続して治療を行うことができますので、退院後の日常生活を安心して送ることができます。

循環器内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(当院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし
他の病院・診療所の病棟からの転院以外
34 23.79 17.33 2.94 86.41
050050xx9910xx 狭心症,慢性虚血性心疾患 手術なし
処置等1_1あり 処置2なし
29 2.03 3.07 3.45 68.72 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症,慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等
処置等1_なし,1,2あり 処置2なし
26 3.69 4.18 0.00 68.85 患者用パス
050130xx9902xx 心不全 手術なし 処置1なし 処置2_2あり 24 29.54 23.96 12.50 84.46
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)
手術なし 処置2なし
21 19.05 16.40 0.00 87.33

特徴

循環器内科では、心臓の血管に対する検査、治療に力を入れています。狭心症、陳旧性心筋梗塞のカテーテル検査、経皮的冠動脈形成術の症例が上位を占めています。1位は心不全に対し、点滴療法や心臓リハビリテーションを行った症例です。心不全の症例に対しても整形外科同様、急性期での治療後に地域包括ケア病棟で心臓リハビリテーションなどを継続し再発防止に努めています。また、急性期病棟ではありませんが、和温療法も実施しています。

外科・消化器内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(当院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む)
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
288 2.28 2.57 0.00 67.41 患者用パス
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 処置2なし 30 7.47 8.51 0.00 70.63
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患
手術なし
28 7.00 7.60 0.00 64.36
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石,胆管炎
限局性腹腔膿瘍手術等
処置2なし 定義副傷病なし
28 9.82 8.88 0.00 76.96 患者用パス
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃,
十二指腸ポリープ・粘膜切除術
27 8.00 7.45 0.00 75.70 患者用パス

特徴

外科・消化器内科では、大腸ポリープに対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術が例年最多となっています。当院では、心疾患等がある、あるいはご高齢の方など下剤等の前処置が難しいと思われる方には、前もって入院して処置を行い、安心して検査を受けていただくことができます。2位は虚血性腸炎で、当院では大腸カメラを使用して検査を行うので、下血の部位の確認だけではなく他の病気(大腸がんなど)がないかを確認することができます。
3位は主に結腸憩室炎で、比較的若年層の入院が多く見られました。
外科・消化器内科の入院は、当院の地域包括ケア病棟でも受け入れています。

呼吸器内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(当院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 処置1あり 207 2.08 2.02 0.00 59.60 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)
手術なし 処置2なし
32 11.66 16.40 0.00 82.69
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 24 20.63 20.78 25.00 86.00
010300xxxxxxxx 睡眠障害 - - 3.96 - -
040110xxxx00xx 間質性肺炎 処置1なし 処置2なし - - 18.68 - -

特徴

呼吸器内科では、終夜睡眠ポリグラフィー検査(睡眠時無呼吸症候群を診断する検査)が1位となっており、患者数も年々増加しています。次いで肺炎の入院が多く、細菌などによる急性肺炎や加齢により嚥下機能が低下することが原因で発生する誤嚥性肺炎あたりが多数を占めています。
※10件未満は「-」の表記になります

糖尿病・内分泌内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(当院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)
処置2_1あり
12 20.25 13.77 8.33 68.00 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)
手術なし 処置2なし
10 20.50 16.40 0.00 85.90
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 10.26 - -
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)
処置2なし
- - 10.46 - - 患者用パス
10008xxxxxx1xx その他の糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)
処置2_1あり
- - 18.56 - - 患者用パス

特徴

糖尿病・内分泌内科では、糖尿病の症状並びに血糖安定のための教育入院が行われています。また、糖尿病・内分泌内科に通院している患者が肺炎などを発症した場合に主治医として治療に当たるケースも見られます。
※10件未満は「-」の表記になります

内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(当院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)
手術なし 処置2なし
11 14.64 16.40 0.00 86.09
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.66 - - 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 4.67 - -
0400802299x000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満)
手術なし 処置2なし 定義副傷病なし
A-DROP スコア0
- - 8.13 - -
040070xxxxx0xx インフルエンザ,ウイルス性肺炎
処置2なし
- - 6.98 - -

特徴

内科では、主に高齢者の肺炎や尿路感染症など感染症の治療に当たるケースが主となっています。
※10件未満は「-」の表記になります

眼科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(当院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
020110xx97xxx0 白内障,水晶体の疾患 手術あり 片眼 131 2.00 2.49 0.00 74.45 患者用パス

特徴

一般病棟における眼科の手術は全症例が白内障の手術(水晶体再建術)となっています。
地域包括ケア病棟でも手術患者の受入を行っており、眼瞼下垂症手術や眼瞼内反症手術などが行われています。
※10件未満は「-」の表記になります

脳外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(当院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 処置2_2あり
定義副傷病なし
16 34.63 16.94 6.25 78.75
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 処置2_4あり
定義副傷病なし
- - 16.89 - -
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)
(JCS10未満) 手術なし 処置1なし
処置2なし 定義副傷病なし
- - 18.68 - -
010230xx99x00x てんかん 手術なし 処置2なし
定義副傷病なし
- - 6.89 - -
010060xx99x21x 脳梗塞 手術なし 処置2_2あり
定義副傷病あり
- - 30.25 - -

特徴

2024年4月より脳神経外科の常勤医師が勤務し、昨年度より受入が増加しています。症状の安定した方は院内の他病棟への転棟や、手術など高度な治療が必要な方は、転院などの対応を行っています。
※10件未満は「-」の表記になります

初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数

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説明

2024年6月1日から2025年5月31日の初発の5大癌(胃癌・大腸癌・肝癌・肺癌・乳癌)のUICC病期分類ならびに再発患者数を集計しました。

定義

DPC様式1データを用い、がん病期分類はTNM分類から集計してしています。
当院において、がんの診断、初回治療を行った場合を「初発」として病期分類ごとに集計し、初回治療以降の継続治療を行った場合を「再発」として集計しています。

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初発 再発 病期分類基準 版数
ステージ1 ステージ2 ステージ3 ステージ4 不明
胃がん 27 - - - - - 1 8
大腸がん - - - - - - 1 8
乳がん - - - - - - - -
肺がん - - - - - - 1 8
肝がん - - - - - - 1 8

※ 1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約

特徴

胃がん、大腸がんの診断・治療が全体の8割以上を占めています。
当院では身体への負担が少ない内視鏡的手術に力を入れています。特に胃がんではステージⅠの患者が多く内視鏡的な早期治療を積極的に行っています。
大腸がんはステージ0の粘膜癌に関して多数治療を行っています。
また必要時には連携している専門病院に紹介をしています。
DPC算定を行っている一般病棟のみの集計です。当院では、調査対象の一般病棟以外でも多くの大腸検査を行い、早期発見につとめています。
※10件未満は「-」の表記になります

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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説明

普段の生活の中で罹患した肺炎の患者について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。重症度は、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。

定義

入院のきっかけとなった傷病名及び最も医療資源を投入した傷病名に対するICD10コードが両方ともJ13~J18で始まるものを集計しています。
(ICD10コードとは国際疾病分類に基づいて様々な傷病名が分類されコード化されたものです)

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患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 25 8.00 55.80
中等症 100 14.35 80.74
重症 14 22.93 85.71
超重症 - - -
不明 - - -

特徴

中等症の症例数が多く、全体の7割近くを占めています。
重症度が高くなるほど平均年齢も高くなる傾向があります。
患者数は2023年度と比較し増加傾向にあります。特に中等症の増加が目立ちます。
呼吸器リハビリテーションを行い、日常生活動作の低下が起きないように取り組んでいます。
※10件未満は「-」の表記になります

脳梗塞の患者数等

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説明

脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しています。

定義

ICD10コードの上3桁(I63)で、脳梗塞の症例を集計しています。
(ICD10コードとは国際疾病分類に基づいて様々な傷病名が分類されコード化されたものです)

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 16 37.4 78.5 12.50
その他 41 67.1 78.3 7.32

特徴

当院では、早期にリハビリを行うため、急性期治療後の脳梗塞の患者さんを回復期リハビリテーション病棟だけでなく、一般病棟(DPC病棟)でも転入院を受け入れています。
2024年4月より脳神経外科の常勤医が勤務した事もあり、2023年度と比較すると患者数は増加傾向にあります。その為もあり、転院率は増加傾向です。
直接、回復期リハビリテーション病棟へ入院の場合は上記には含まれていません。
一般病棟と回復期リハビリテーション病棟とが連携し一貫した治療を継続しています。
平均在院日数は、一般病棟~回復期リハビリテーション病棟の入院期間も含めた日数となります。

診療科別主要手術別患者数等

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説明

診療科別に手術件数の多い上位5術式について集計しています。
患者用パスは一部をリンク掲載しました。掲載がない場合は空欄となっています。

定義

手術術式の点数表コード(Kコード)により集計しています。(輸血関連や創傷処理、皮膚切開術等軽微な手術は除外)
術前日数と術後日数は症例数の平均となっています。

整形外科

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Kコード 手術名 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 227 1.36 29.20 0.00 73.56 患者用パス
K0461 骨折観血的手術
(上腕)(大腿)(肩甲骨)
56 3.20 46.27 5.36 81.95
K134-22 内視鏡下椎間板摘出
(切除)術(後方摘出術)
53 1.75 11.43 0.00 58.79 患者用パス
K0462 骨折観血的手術
(前腕)(手舟状骨)(下腿)
44 1.61 16.66 0.00 65.95
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、
椎弓形成術(後方椎体固定)
40 2.73 25.20 0.00 65.15 患者用パス

特徴

手術後のリハビリテーションは当院の回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟と連携して行っています。入院から手術そして退院まで一貫した治療を継続します。そのため、他院等への転院率は低い値となっています。
当院では膝の人工関節置換術を支援するロボットを使用し、手術に活用しております。
また、身体へ負担をかけない治療を目指し、関節鏡をはじめとする低侵襲手術に積極的に取り組んでいます。神経を圧迫することで痛みやしびれ・麻痺が生じる椎間板ヘルニアに対する内視鏡手術も多く行われています。

循環器内科

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Kコード 手術名 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術
(その他)
22 0.95 2.05 0.00 69.23 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術
(経静脈電極)
- - - - - 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - - 患者用パス
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術
(急性心筋梗塞)
- - - - - 患者用パス
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術
(不安定狭心症)
- - - - - 患者用パス

特徴

循環器内科では、冠動脈と下肢の血管拡張術(ステント留置)が大半を占めています。どちらも心臓や足の詰まっている、もしくは詰まりかけた血管を広げる治療です。カテーテル検査を行い、狭い血管がどこにあるか診断し、狭い部分をバルーン(風船)で広げた後に、ステントという小さいメッシュ状の金属の筒を血管に留置します。
※10件未満は「-」の表記になります

外科・消化器内科

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Kコード 手術名 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
(長径2cm未満)
266 0.46 1.10 0.38 68.14 患者用パス
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
(長径2cm以上)
34 0.35 1.65 0.00 65.76 患者用パス
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術
(早期悪性腫瘍胃粘膜)
28 1.00 6.25 0.00 75.50 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 13 2.54 8.69 0.00 81.08 患者用パス
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 13 0.92 5.38 0.00 67.38

特徴

外科・消化器内科では、1泊2日の内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が大半を占めています。一般病棟だけではなく、地域包括ケア病棟でも対応しており、実際の入院数は上記よりも多くなります。
内視鏡胆道ステント留置術は胆管が狭くなり胆汁の流れが悪くなったときに、胆道にステントという管を入れ胆汁の流れをよくする治療です。
他にも身体への負担の少ない、内視鏡を使った治療を積極的に行っています。
※10件未満は「-」の表記になります

眼科

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Kコード 手術名 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 131 0.00 1.00 0.00 74.45 患者用パス

特徴

一般病棟における眼科の手術は全症例が白内障の手術(水晶体再建術)でした。地域包括病棟でも手術患者の受入を行っており、眼瞼下垂症手術や眼瞼内反症手術などが行われています。
※10件未満は「-」の表記になります

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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説明

医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロになりえないものの、少しでも改善すべきものとして重篤な疾患である播種性血管内凝固(DIC)、敗血症、その他の真菌症、手術・術後の合併症について発生率を集計しました。

定義

2024年度に当院を退院した患者数について、それぞれの疾患の発生率を求めています。
「入院契機と同一」とは、入院した時に播種性血管内凝固や敗血症等と診断された患者、「入院契機と異なる」とは、入院した時は別の疾患で入院したがその後に播種性血管内凝固症候群等を発生し、入院契機の疾患の治療より播種性血管内凝固症候群等の治療に時間を要した患者としています。

左右にスクロールできます

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 13 0.44
異なる - -

特徴

4疾患の中では、手術・処置等の合併症が一番多く、例年の0.5%からわずかに減少しています。合併症は一定の割合で起こりえるもので、医療ミスとは異なります。
※10件未満は「-」の表記になります
<手術・処置等の合併症の内容>
主なものは人工股関節脱臼、大腸内視鏡後の後出血、術後や退院後の感染症などとなっています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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説明

周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。

定義

分子:分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数
分母:肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行し退院した患者数(15歳以上)
手術例:半月板切除術、人工関節置換術(股)(膝)、椎間板摘出術等

左右にスクロールできます

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
604 507 83.9

特徴

リスクレベル「中」以上の手術に対しては、患者様に同意をとり適切に対策を実施しています。
これらの手術のうち15%は膝下や肩関節、抜釘術などの手術で、分子にはカウントされませんが積極的に早期離床を行い予防に努めています。また、膝下や肩関節、抜釘術を除いて考えると96.5%が予防対策の実施が行われています。

血液培養2セット実施率

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説明

広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。
また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。

定義

分子:血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数
分母:血液培養オーダ日数

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血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダが1日に2件以上ある日数(分子) 血液培養2セット実施率
394 356 90.4

特徴

血液採取が困難な場合を除き、原則血液培養は2セット行うことを推奨し、ルールとして周知しています。
※令和6年度には、世界的な血液培養ボトルの供給不足が発生していたことに留意されたい。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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説明

近年新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっております。
不適切な抗菌薬使用は抗菌薬耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チームを組織するなど、適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。

定義

分子:分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数
分母:広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数

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広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に抗菌薬培養同定検査が実施された患者数(分子) 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
181 101 55.8

特徴

抗菌薬適正使用支援チームが、抗菌薬を使用している全ての入院患者に対し、不必要な広域スペクトル抗菌薬使用が無いかを監視しています。
令和5年度は82.3%であり、その後病棟再編により、この指標の対象となる疾患構成が変わり令和6年度は55.8%となりました。入院全体を見ると令和5年度は29%程でしたが、その後の薬剤変更や抗菌薬培養同定検査が適切に行われ60%程まで上昇しています。
今後も実施率が上がるよう周知していきます。

転倒・転落発生率

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説明

入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくなく、環境の変化、疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なモノなど様々な要因があります。こうした発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因と特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施し発生リスクを低減していく取り組みが、転倒・転落による傷害予防につながります。

定義

分子:転倒・転落件数
分母:入院患者延べ数(24時現在での入院患者数+退院患者)

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入院患者延べ数(分母) 転倒・転落件数(分子) 転倒・転落発生率(‰)
67259 381 5.7

特徴

毎週火曜日、1週間の間に転倒・転落した患者に対し、なぜ転倒・転落につながったのかを多職種で回診し、分析を行っています。原因を分析し直ちに環境調整を行い、対策を立てています。転倒の原因を詳細に分析し、入院時に注意を促すことにより転倒を予防する対策を立案しています。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

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説明

入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくなく、環境の変化、疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なモノなど様々な要因があります。こうした発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因と特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施し発生リスクを低減していく取り組みが、転倒・転落による傷害予防につながります。

定義

分子:インシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落発生件数
分母:入院患者延べ数(24時現在での入院患者数+退院患者)
インシデント影響度分類レベル3b以上とは手術やギプス、牽引、骨折を招いた・必要となった、または神経損傷・身体内部の損傷のため診察が必要となった場合、もしくは転倒による損傷の結果、患者が死亡した場合をいいます。

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入院患者延べ数(分母) インシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数(分子) 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率(‰)
- - -

特徴

上記の「転倒・転落発生率」の対策により、インシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落発生件数は少なく出来ています。
「-(ハイフン)」は、10件未満(小さい値)であり、良好な結果となっています。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

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説明

現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。

定義

分子:分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数
分母:全身麻酔手術で予防的抗菌薬投与が実施された手術件数

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全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母) 分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
959 959 100

特徴

全身麻酔の手術に関しては必ず行っています。
また事前の手術カンファレンスや運用の見直しを行い、手術にかかる時間を短縮することで細菌感染のリスクを抑えるよう努めています。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

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説明

褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。患者のQOLの低下を来すとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。
目の前の患者が褥瘡発生する確率を見ているものであり日々のケアの質に関わるものになります。

定義

分子:除外条件に該当する患者を除いた褥瘡(d2以上)の新規発生患者数
分母:除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数
除外条件
・同一の日に入院及び退院した患者
・入院時刻から24時間以内に発生した褥瘡を持つ患者
・入院時既に褥瘡保有が記録されていた患者
・計測対象期間より前に褥瘡の院内発生が確認され、継続して入院している患者

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除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数(分母) 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者数(分子) d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
66325 12 0.0

特徴

多職種連携で患者さんの自立支援をしているため発生率を低く抑えられています。
中でも、早期のリハビリ、栄養管理、口腔ケア、清潔援助(清拭よりもシャワー)など、質の良いケアを多職種協働で共有し支援しています。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

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説明

早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。

定義

分子:分母のウチ、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者
分母:65歳以上の退院患者

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65歳以上の退院患者数(分母) 分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数(分子) 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
2000 527 26.4

特徴

令和6年度初めは入院後1週間以内を目途に栄養アセスメントを行っていましたが、改善を行い入院後48時間以内に行うよう努めています。また、当該項目は医療機関の性質ごとに異なるため、他医療機関の値との単純比較は難しいもののとなります。
この分母定義では1泊2日の抜釘予定入院患者など、短期入院で栄養管理の必要性のない患者も対象になりますが、それらを除いて考えると41.3%となります。対象者全員に早期介入できるよう、さらなる改善を検討し現在ではより高い割合になっております。また、65歳以下でも入院が長くなるような場合は途中で介入し栄養状態の確認を行っております。

身体的拘束の実施率

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説明

身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見いだされるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切替えるよう努めなければならないものとされています。

定義

分子:分母のうち、身体的拘束日数の総和
分母:退院患者の在院日数の総和

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退院患者の在院日数の総和(分母) 分母のうち、身体的拘束日数の総和(分子) 身体的拘束の実施率
45383 544 1.2

特徴

身体拘束最小化委員会を行い身体的拘束の減少に努めています。
毎週火曜日に院内全てを回診し、拘束が行われている患者の確認を行い拘束を中止する方法を全病棟スタッフと話し合いを行っている。拘束実施率を毎日確認し、0%が続くように院内へ公表を行っています。

[ 更新履歴 ]

2016/09/28
公開開始
2016/11/08
診療科順序変更
2016/11/11
患者数の10未満を-表記
2016/11/18
ダウンロードファイルを更新
2017/09/27
平成28年度情報更新、ダウンロードファイル更新
2018/09/28
2017年度情報更新、ダウンロードファイル更新
2019/09/27
2018年度情報更新、ダウンロードファイル更新
2020/09/23
2019年度情報更新、ダウンロードファイル更新
2021/09/23
2020年度情報更新、ダウンロードファイル更新
2022/10/01
2021年度情報更新、ダウンロードファイル更新
2023/10/01
2022年度情報更新、ダウンロードファイル更新
2024/09/30
2023年度情報更新、ダウンロードファイル更新
2025/09/30
2024年度情報更新、ダウンロードファイル更新

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