診療科紹介Department introduction

整形外科

科の紹介

首・肩・腰の痛み、手足のしびれ、関節の痛みや運動障害に対して、診断から手術・リハビリテーションまで一貫して治療を行っています。スポーツ整形外科や人工関節にも積極的に取り組んでいます。


医師


特徴

脊椎外科では内視鏡を中心とした低侵襲術を数多く行っています。また、必要に応じて手術中の神経モニタリングを実施し、神経への安全確保に努めて手術を行います。膝関節に対して、ロボット支援による人工関節手術を行っています。また、股関節に対して、簡易ナビゲーションを使用した正確な人工関節手術や、筋間アプローチによる低侵襲かつ術後に制限のない人工関節手術も行っています。スポーツ障害からの復帰支援や人工関節に頼らない関節再建にも積極的に取り組んでいます。さらに、同一法人の芦城クリニックや隣接する健康増進施設である公益財団法人北陸体力科学研究所ダイナミックと連携し、脊椎や関節といった局所の治療のみならず、その背後にある運動習慣や生活習慣の改善やウェルネスライフの支援に努めています。関節軟骨や筋・腱・靱帯損傷に対する治療選択肢として、自費診療による再生医療(PRP療法:多血小板漿療法)を提供しています。骨粗鬆症に対して、治療から予防まで多職種チームで取り組んでいます。また、リウマチ診療はリウマチ整形外科医・リウマチ内科医・多職種チームで協働して取り組み、外来化学療法にも積極的に取り組んでいます。小児特有の整形外科疾患として、先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)・先天性内反足・筋性斜頚・O脚・X脚などや脳性麻痺、発達障害の診療を行っています。

脊椎外科の特徴

当院では年間200件程度の脊椎手術を行っています。患者さんの病態は決して画一的なものではありませんし、年齢や職業といった生活背景も異なりますので、個々の病態に応じて最適な手術治療法を選択し提案しています。新しい手術機器を駆使して患者さんの身体への負担を最小限に抑え、その約半数は内視鏡を用いた低侵襲手術で、早期回復を目指しています。また、病態に応じて脊椎を固定する手術も行っています。必要に応じて術中の脊髄モニタリングを行うなど、常に安全で確実性の高い手術を行うよう心がけています。

膝関節治療、再生医療の特徴

変形性膝関節症などの膝の異常に対して、患者さんの状態や希望に応じて、年間200件以上の手術(関節鏡、人工関節、骨切り術など)のみならず、関連施設での運動療法や、再生医療などの保存治療など多様な治療を提供しています。
再生医療としては、自己の血液から有効な成分を取り出して注射する、PRO療法という認定再生医療を保険外治療として行っています。初期から中期の膝関節症と診断されている方、標準的な薬物治療では効果が不十分な方、手術をなるべく避けたい方や都合により手術が受けられない方などにお勧めしています。PRP療法は膝以外の関節や、関節以外の組織(筋肉、腱、靱帯)にも実施可能です。まずは整形外科の外来を受診のうえでご相談ください。

ロボット支援手術の特徴

当院では、2022年3月から膝の人工関節手術にロボット支援システム「ROSA Knee」を導入しています。これまで約300人の方が当院でこのロボット支援システムを用いた人工膝関節全置換術を受けておられます。この最新システムは、患者さん一人ひとりの脚の形や膝の動きを正確に把握しながら、人工関節を従前より高い精度でより適切な位置に設置できる、精密な手術を可能にします。これにより、術後の膝の痛みが軽減され、膝の動きもより自然に近づきました。その結果、歩行の自立までにかかる期間が短縮され、多くの方が早期に日常生活へ復帰されています。高齢の方でも安心して受けていただける安全性の高い手術で、生活の質(QOL)の向上にもつながっています。

骨粗鬆症の特徴

骨粗鬆症は骨密度が低下し骨折が起こりやすくなる病気です。骨粗鬆症による骨折は、高齢者の寝たきりの原因の多くを占めて要介護状態にもつながります。そのため、骨折後には十分な治療が必要なほか、骨折が起こる前にも診断を受け、適切な治療を受けることが重要となります。骨密度測定や血液検査を実施し、投薬・運動・栄養を中心に、患者さんに合わせた治療法を提案します。当院では、2022年度より骨粗鬆症リエゾンチームを立ち上げ、医師を含めた多職種(薬剤師や栄養士、理学療法士等)で連携し、薬物療法以外にも運動療法や食事療法の必要性を説明し、骨粗鬆症による骨折予防に取り組んでいます。

関節リウマチのチーム医療

関節リウマチは、若年者から高齢者まで男女問わず発症する多関節炎をおこす病気です。治療が遅れると関節破壊が進み機能障害が残るため、専門医による早期診断のうえ、抗リウマチ薬や生物学的製剤等での積極的治療が必要です。診断内容が、検査、薬、リハビリ、就労支援、生活支援など多岐にわたるため、医師・看護師・薬剤師・診療放射線技師・臨床検査技師・リハビリテーション技師・社会福祉士・医師事務作業補助者もチームとなって、早期寛解を支援しています。
リウマチ科の内容もご覧ください。


関連情報

診療実績

クリニカルパス

スポーツ外来

スポーツでケガをされた方の診察を行う専門外来です。 最新知見に基づく治療、関節鏡を駆使しての身体に負担の少ない手術を行います。
ケガ等のマイナス面をなくし、体力づくりや筋力強化などプラス面を高めるために、隣接する公益財団法人北陸体力科学研究所スポーツコミュニティダイナミックと連携して栄養指導、休養、効果的なトレーニング法を提案します。

スポーツ外傷とスポーツ障害

「スポーツ外傷」ころんで捻ったり、タックルされて打ったといったいわゆるケガのことで、骨折・捻挫などがこれにあたります。
「スポーツ障害」同じ動作をくり返して身体の一部分に何度も力がかかる、つまり使いすぎによって起こる障害のことです。腱鞘炎などがこの代表です。

競技力向上

スポーツは記録や技への挑戦です。「根性」だけでは、活躍は期待できないばかりか、かえって新たな障害を生むことになりかねません。スポーツ医学はケガなどの「マイナス面をなくすこと」の他、体力づくりや筋力強化などの「プラス面をより高める」ことにも関係しています。

メディカルチェック

スポーツ選手としての強いところや弱いところを調べます。
これには内科的な検査も重要で、心電図測定や、血液検査を行うこともあります。 整形外科では筋肉の強さや関節の柔軟性・安定性のチェックの他、骨格の形を診ることも大切にしています。

治療からスポーツ復帰へ

ケガから回復するとき、ふつう病院での治療は日常生活が十分行える程度で終了します。
しかし、スポーツ選手にとって大切なのは、再びプレーするための筋力回復やコンディションづくりです。
当院では理学療法士が様々な手技等を用いて、運動機能回復を促したり、筋力の回復を定量的に測定して運動訓練に役立てています。

診察日・診察時間について

ケガの部位によって適切な医師の診察日をご案内させていただきます。
事前に電話でお問合せください。


各項目をクリックすると診療科詳細ページが表示されます。

診療・技術・支援

診療部門 看護部門 リハビリテーション部門 診療技術部門 診療支援部門 チーム医療 医師紹介

外来受付時間

月〜金曜
午前:8:00~11:00
(診察開始:9:00)
午後:12:45~15:00
(診察開始:14:00)
第1・3土曜
午前:8:00~11:00
(診察開始:9:00)
 
※受付時間は診療科によって異なります。
詳しくは外来受付時間をご覧ください。

休診日

日曜・祝日、第2.4.5土曜、第1.3土曜の午後

お問い合わせ

0761-47-1212

FAX : 0761-47-1941

〒923-8551
石川県小松市八幡イ12番地7