地域連携Regional cooperation
心不全地域連携パス
日本人の死因で、心疾患は悪性新生物(がん)に次いで2番目に多い病気です。 心不全は一度発症すると、発作を繰り返しながら徐々に悪化してく病気です。
心不全の悪化を防ぐには、塩分制限や禁煙、適度な運動など生活習慣病の見直しが必要となりますが、高齢者の発症が多く、自己管理が難しいことが問題となっています。
入院治療を担当する病院と、地域のかかりつけ医がうまく連携して治療にあたることが大切です。
そこで石川県では2020年9月より、心不全地域連携パスの運用を開始し、当院でも導入しています。心不全地域連携パスは、急性期病院と連携医療機関の医師や、看護師、薬剤師など多職種が情報共有を行い診療を行います。治療だけでなく、復帰に向けたリハビリや在宅復帰後の病状管理、定期検査まで切れ目ない医療を提供し、地域全体で患者さんを支援する仕組みです。